パン好き必見!!パンを食べると便秘になる?!

 

「今日も便秘か・・」と悩んでいませんか?便秘は会社のストレスや飲みすぎでどうすることもできないから諦めていませんか。実は確かにストレスによって便秘が起こることもありますが、ほとんどの原因は食べ物によって引き起こされている方が強いのです。

 

最初に便秘とは何か?
便秘や下痢は腸管に何か異常が起きているということです。
世間的に3日以上便が出ないのを便秘といいます。

 

ですが、人によっては1日でも便が出なかっただけでも苦しいはずです。便秘の度合いについては人それぞれです。
腸の運動が弱まったり、痙攣して便意が湧かなかったりとお腹の中にため込んでしまう状態をいいます。

 

下痢とは?
水分をたくさん含んだ状態。胃腸の具合が悪く消化できず下痢になる。水分を通常吸収できる量を消化できず下痢になる。

 

2つのケースがあり水分を短時間に2~3ℓ以上を飲むと下痢になりやすいそうです。

 

便秘にはいくつか種類があるのですが大きく機能性便秘と器質性便秘に分かれます。

 

機能性便秘は日々の生活習慣が原因で腸に異常がでる便秘。
器質性便秘はそれ以外のストレスなどが原因で腸に異常が起こる便秘。

 

便秘についてわかっていただけたと思います。ここから本題に入っていきます。

 

東京大学大学院 医学系研究科公共健康医学専攻 教授 佐々木 敏さんの研究チームが食品と機能性便秘ついて調査を行いました。

 

1回目は1997年に18~20歳の女子大生2000人を対象に機能性便秘について調査。

 

調査の結果は、朝食を抜いたりしている人たちよりも、毎日ごはんをたくさん食べている人の方が機能性便秘になっていないことがわかったのです。

 

2回目は2004年に18~20歳の女子大生3835人を対象に食べ物と機能性便秘について調査。

 

出典:http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/publication/review_j/2625.pdf

 

・全体の約26%(1002人)が機能性便秘になっていた。

・ご飯を食べる量が少ない人より多い人ほど便秘が少ない。

・たくさんご飯を食べるグループは、全然ごはんを食べないグループより約4割も機能性便秘が少ない。

・豆類(豆腐や豆)を食べる量が多い人ほど機能性便秘が少ない。

・菓子・パン類を食べる量が多い人ほど機能性便秘が多い。

・乳製品(ヨーグルト)と便秘との関連性はでなかった。

・食物繊維は機能性便秘と関連性はでなかった。

 

このことから前回の朝食を抜くよりもご飯をたくさん食べている人の方が、機能性便秘になっていないという結果を後押ししたのです。

 

また、乳製品なども便秘にはいいと聞きますが、調査の結果ではご飯ほどの効果があるのか関連性がでないということなので、ヨーグルトよりもご飯の方が効果ありそうですね。

 

3回目は2005年に18~20歳の女子大生3770人を対象に食事の内容と機能性便秘を調査。

 

出典:http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/publication/review_j/2625.pdf

 

調査した際に食事の内容により4つのグループに分けることができたのです。

 

・野菜や魚類などを食べることが多いグループ【健康型】

 

・ご飯やみそ汁、大豆製品を食べることが多いグループ【伝統的日本食】

 

・肉類や油脂類など食べることが多いグループ【欧米型】

 

・コーヒーや牛乳、乳製品食べることが多いグループ【コーヒー・乳製品型】

 

この4つのグループでご飯やみそ汁、大豆製品を食べることが多いグループ
【伝統的日本食】のグループが最も機能性便秘が少なかったという調査結果が出ました。

 

やはり菓子・パンを食べている人よりも食べていない人の方が機能性便秘は少なかったのです。

 

まとめ

ご飯・みそ汁大豆製品が豊富【伝統的日本食】で、菓子・パン類の食べる量を減らすことが、便秘の予防に一番効果があると考えられる。

 

最近便秘気味で、朝食の日課がパンを食べているという方でしたら一度、
今日からご飯やみそ汁、大豆製品が多い【伝統的日本食】を意識した食事をやってみたらいかがでしょうか。

 

もしかしたら便秘改善の手掛かりになるかもしれません。

 

ライター:やまと

 

 

 

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