
あなたは、【生涯働く老後】を送りたいですか?
こんにちは!【ふくてん】です。
今日は年金問題について触れたいと思います。
日本人の老後の経済状態が、世界ランキングで最下位に近い状態に置かれているのをご存じですか?年金支給額を減らすことで、形として制度を維持することはできても、日本の年金はすでに破綻している状態・・・
年金の支給開始年齢が75歳になる・・・85歳といった声もあります。
大半の日本人は、優雅な年金生活などという夢はもとより、つつましい隠居生活も望めなくなりそうです。
内閣府の有識者検討会が、公的年金を受け取り始める年齢を70歳より後にできる仕組み作りを「高齢社会対策大綱」に盛り込む検討に入ったと報道され、有識者検討会の改定案を受け、政府が年内に決定する模様。
報道によれば、18日の検討会では、座長の清家篤・前慶応義塾長が「もっと先まで繰り下げ支給の幅を広げる可能性もある」と明かした。働ける元気な高齢者を支援する狙いで、検討会では、繰り下げできる年齢について「75歳とか、もっと延ばしてもいい」との意見が出たという。
2017年5月に発表された、経済産業省の次官と若手有志がまとめたという提言書でも、日本が抱える多くの問題を列挙したのちに、「高齢者も働け」と締めくくっていた。こうした一連の流れを鑑みると、政府は、「働ける元気な高齢者を支援」することで、「日本の個人と国家の諸問題」を一気に解決したいのでしょう。
日本の年金制度は受給開始標準年齢が65歳で、60歳~70歳の間で受給開始年齢を選択できる。65歳で受け取る年金額を1とした場合、60歳に繰り上げて受け取れば約70%に減額されるが、70歳に繰り下げて受け取れば1.42倍の年金額を受け取ることになる。
ちなみに直近の資料では、繰り上げ需給が35.6%、繰り下げ需給が1.4%となっているが、新しく受給対象となった人々だけを見ると、繰り上げ需給が10.9%、繰り下げ需給が2.0%と、受給年齢を先延ばしする傾向が顕著に見られる。
85歳まで生きるとして、国民年金平均受取額の年間67万円を65歳で受給開始した場合、受け取れる金額は20年間で総額1,340万円。これを70歳まで受給を繰り下げれば、67万円×1.42倍の年間951,400円×15年で総額1,427万円と、繰り下げた方が受取額は6.5%、約87万円増える。
75歳まで需給を繰り下げた場合は 65歳で受給開始に比べ年間の受給額は約2倍となるが、85歳まで生きられても受取期間が半減するので、受取総額は65歳で受給開始したのとほぼ同額となる。85歳を超えて生きれば、得することになるので、余生がより楽しめる。これが、「働ける元気な高齢者を支援」するという意味?
2017年 世界年金受給者生活水準
投資銀行「ナティクシス・グローバル・アセット・マネジメント」社による「2017年世界年金受給者生活水準ランキング」で、日本は調査対象43カ国中、総合順位で22位となった。
その内訳を見てみると、日本は「健康状態ランキング」では6位に浮上、「物の豊かさランキング」では12位に。そして、「生活の質ランキング」では圏外に落ちてしまう。
トップ10は様々な先進国指数でも上位の常連国なので、そんなものかと納得できなくもないが、全体として「この国よりも日本の生活の質はひどいのか」と衝撃を感じざるを得ない結果。
「生活の質」という概念は漠然としたものだ。日銀の金融政策のように「マインド」で乗り切れる範囲なの?
しかし日本は、「退職後の経済状態」という具体的なランキングでも圏外
このランキングで特徴的なところは、トップ10のうち、欧州の国々はスイスとエストニア、ノルウェーだけ。ドイツやオランダでさえ、20位にも入っていない。
その理由は、少子高齢化、高水準な公的債務、高税率が、欧州各国の年金制度の持続性や老後の生活に影を落としているから。
日本が、生活の質ランキングや退職後の経済状態ランキングで下位に低迷する原因も、欧州と同じ。もっとも、日本人は老齢でも健康なので総合順位では中位にまで浮上するが、国の方針に従えば、そのぶん死ぬまで働かされることになる。
これらを踏まえて、あなたは、どうしますか?
何もせず、死ぬまで働きますか?
前回の記事【2020年になくなる仕事】にもあるように、AI化、ロボット化が進み何れ、仕事がなくなるでしょう・・・・85歳まで働けますか?
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