
『食』のちから 体を養い心を磨く 健康食材の優等生 落花生
『食』のちから 体を養い心を磨く
健康食材の優等生、落花生についてお話させていただきます。
土の中で実る落花生。
サヤの中で育った豆は木の実に似ているので、
英語では「ピー(豆)ナッツ(木の実)」と呼ばれ、親しまれています。
収穫は9月ごろから始まり、11月は乾燥させた新豆が出回る時季です。
落花生の豊かな栄養成分と上手な食べ方を紹介いたします。
生活習慣病の予防に役に立つ脂質がたっぷり!
落花生の原産地は、南米のアンデス地方。
日本には江戸時代に中国より伝わりました。
豆に含まれる栄養素の約半分は脂質なんですが、
その多くは不飽和脂肪酸で、血中の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
また、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEをはじめ、
脳の働きに関わるレシチン、神経の働きを助けるビタミンB郡、
血圧の安定に役立つカリウムのほか、タンパク質や食物繊維も豊富なんです。
薄皮にも老化防止に役立つ注目成分が!
豆を包む茶色い薄皮にもちからが宿っています。
薄皮の色素や苦味成分には強い抗酸化作用があるので、
是非薄皮ごといただきましょう。
同じく抗酸化力のあるビタミンEとの相乗効果により、
細胞の老化を防ぐ働きが期待できます。
料理で様々な食材と組み合わせても美味!
落花生は、滋養が豊かなぶんカロリーも高めなので、
摂り過ぎには注意が必要。
一日20粒ぐらいが目安といわれています。
料理でいろいろな食材と組み合わせると、
少ない量でも香ばしさとボリュームが出て、
新しい魅力に出合えます。
冬に向かう体に元気をくれる落花生を、
料理の工夫で美味しくいただきましょう。
コクが加わり栄養バランスも二重丸!
ピーナッツと野菜の和え物
レタス(3枚)はちぎって塩を軽く振り、水気を軽くしぼる。
トマト(1/2個)は乱切りに、キュウリ(1/2本)は斜め切りに、
長ネギ(5cm)は白髪ねぎにする。
煎り落花生(皮付き20~30粒)を加え均一に混ぜ、
調味液(黒酢大さじ2/3、しょうゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1/2、
ゴマ油小さじ1塩少々)で和える。
※材料は二人前です。
※お好みで豆板醬を加えても美味です。
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