
骨盤ダイエットのウソとホント
骨盤に対して勘違いを持ったまま運動やセルフケアを行っている女性は少なくありません。
ほとんどの人が勘違いしているであろう骨盤のウソとホントを解き明かすので、是非ダイエットや体質改善に役立ててください。
骨盤は締めるだけじゃダメ
骨盤を締めるだけのエクササイズや、締め付け効果のあるアンダーウェアを着用し、骨盤を締めただけでは決して痩せません。
「骨盤を締めると痩せる!」という間違ったイメージを持って、締めるエクササイズばかりやりがちですが本来、骨盤とは締まったり緩んだりを自然に繰り返しているものです。
その骨盤の自然な開閉によって、排泄や、上質な睡眠、筋肉や骨の強化、女性ホルモンの調整、新陳代謝がスムーズに行われています。
引き締まったスリムなボディラインを手に入れるには、骨盤を“緩める”ことも忘れずに。
腹筋運動はお腹を凹ますのに最適?
お腹をへこませたい、クビレをつくりたい時は腹筋運動をするべきと考えていますよね?
間違いではありませんが、残念ながら腹筋運動だけではウエストにくびれは生まれません。
その原因は “姿勢の悪さ”にあります。
美しい姿勢を維持するには体重をしっかり支える腹筋が必要不可欠。
腹部がもたついている人は腹筋力が低下したため姿勢が悪くなってしまったということです。
お腹をへこませたいなら、腹筋だけでなく美しい姿勢を意識することが大事!
そして腹筋と一緒に、下半身と背中のエクササイズを行うと早くお腹がスッキリしますよ。
回数より “骨盤の奥への意識”
骨盤は締まったり緩んだりを自然に繰り返していると言いましたが、その骨盤の自然な開閉をサポートしているのが「骨盤底筋群」です。
骨盤底筋群とは、体の真ん中で骨盤の底をハンモックのような形で吊り上げ、内臓を支え、骨盤の動きをサポートし、尿や便、月経血を外へ押し出す役割も担っているとても重要な筋肉です。
この筋肉が衰えると内臓が下垂し下腹が出て下半身太りなどを引き起こします。
骨盤底筋群を鍛えるには、呼吸と体の深部を意識させるゆったりとした運動が最も効果的です。
エクササイズは毎日やったほうが効果が高い?
「体重を減らしたい」「腹筋をつけてお腹をへこましたい」と思い、急に強度の高い運度をして1週間も続かなかったという経験をしたことがありませんか?
成功法は「強度は低くても無理のない範囲で1〜2ヶ月続けられる運動をする」ことです。
確かに、強度が上がると消費エネルギーも上がります。
もちろん個人差はありますが、体の変化にはある程度の日数が必要になるので強度が低くても続けられる運動が効果的です。
ダイエットに最も適しているのは、『毎日のストレッチと、週2〜3回のエクササイズを3週間以上続ける』ことです。
継続していくことが重要なのです。
骨盤は左右対称に整ってないとダメ?
実はほとんどの人が歪んだ体で生活しています。
もともと人間の体は内臓からして左右対称に並んで配置されていませんし、利き手・利き足・利き目があり、その差の中で生活しているので筋力や骨格は左右対称にはなりえません。
とは言いつつ、骨盤の歪みは、多くの疾患や痛みの原因になりえるため、ほおっておくのはとても危険です。
早めのセルフケアをして欲しいのですが、背骨や骨盤が大きく歪んでいる人とそうでない人は『背骨を支える“腹筋力”』と『体に負担をかけない“姿勢力”』に大きな違いがあります。
日ごろから腹筋を意識し正しい姿勢を心がけ、日常生活から少しずつ体の歪みを調整していきましょう。
意識が変われば、体は必ず変わります!
夏のダイエットは失敗しやすい!?
四季がはっきりしている日本では、一年の季節の流れにも骨盤の開閉運動が連動しています。
季節における骨盤開閉の大きな要因は “湿気と乾燥” です。
一年で骨盤が一番引き締まるのは冬至の前後、逆に骨盤が一番緩んでいるのは夏至の前後になります。
夏は汗をかきやすいため、ダイエットに励む女性が多いですが、湿気と気温によって骨盤が開ききっています。
体が重く感じ、むくみやすいため実はダイエットには不向きな季節と言えます。
逆に、ダイエットに最も適した季節は秋から冬になります。
骨盤の緩みと締まりのバランスがよいこの季節は、体調も安定するため継続的に体作りが行えます。
一年を通じた無理のないダイエットスケジュールは、秋から冬の間に軽いエクササイズをスタートし、春から夏までに本格ダイエットを開始が理想!
間違った知識や、ちょっとした勘違いをなくせばあなたのダイエットは必ず成功します!
意識づけから頑張りましょう(^^)
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