健康維持の基本「血液力」を高める

健康維持の基本として「血液力」を高める

血液は全身をかなりのスピードで循環しながら、生命の維持に関わる重要な仕事をしています。
その血液の力は血液の『質』と『流れ』で決まります。
スムーズに流れる質の良い健康な血液が、健康維持には欠かせません。

しかし、食生活次第で血液力は良くも悪くも変化します。
歳を重ねるほどに意識したい血液力の重要性と、血液力を常に高めておく方法を食生活から学びましょう。

「食生活で血液の質は変わる」

血液力に最も影響しているのは食事です。
何の食材をどう食べるかで、血液はサラサラにもドロドロにも変化し、血流に影響を及ぼします。
約14日間程で、血液の『質』は変わるといわれています。

ドロドロの血液にしないためにまず、コレステロールを多く含む卵やレバーを控えようと考えますが、実は食事でコレステロールを多く摂れば血中コレステロール値が高くなるわけではないようです。

むしろ気をつけたいのは、糖質の摂り過ぎです。
血中で余った糖質が中性脂肪に変わり、分解されてコレステロールができるからです。

コレステロールにはLDLとHDLがあり、中性脂肪が多すぎると余分なコレステロールを回収するHDLが減り、LDLが血中に増えてくることが確認されています。

ドロドロ血液とは、このような糖質や中性脂肪、LDLコレステロールが多い血液のことです。

ドロドロの血液状態で生活していると、増加したLDLコレステロールが体内を循環しているあいだに酸化、超悪玉化して血管壁にこびりついてしまうのです。
そして、動脈硬化が進行し心筋梗塞や、脳卒中につながる心配があります。

逆に、栄養不足で血液が薄くなり過ぎるのも問題で、酸素や栄養素が十分に運べず、各機能が低下してしまいます。

 

こんな食べ物を積極的に摂りましょう!

青魚
DHAやEPAが血液中の余分な中性脂肪やLDLコレステロールを減らし、血流を改善する。

野菜
質の良い血液をつくるために大事なビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれる。

ゴマ
血液ドロドロを加速する活性酸素の増加を抑える抗酸化成分が豊富に含まれる。

 

血液力を高める食べ方

よく噛んでゆっくり食べる
早食いは血糖値を急上昇させ、中性脂肪を増やすもと。
よく噛むことで食べ過ぎも防げます。

食べる順序を工夫する
最初に野菜や海藻類から、次に肉や魚、炭水化物類のご飯・パン・麺類は最後に。
血糖値の上昇が緩やかになります。

茶碗やスプーンを小さなものに
ご飯の量やコーヒーに入れる砂糖の量を自然に減らせるので、食べ過ぎや糖質の摂り過ぎを防げます。

「血液力」を高めることで、より一層健康で快適な生活を送りましょう。



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