皆んな嫌がる臭いオナラ

おならのニオイが臭いときは、腸内に悪玉菌が増え、善玉菌が劣勢になってしまっています。「だから一生懸命たくさん食物繊維を摂っているんじゃないの!」と怒りの声が聞こえてきそうですが、実はすでに腸内が悪玉菌優勢になってしまっている場合は、せっかく摂った食物繊維が、善玉菌ではなく悪玉菌のエサになっている可能性があるのです。

 

というのも善玉菌にとって食物繊維は、分解するのが難しいエサ。大量に摂取すると、少ない善玉菌では処理できないため、残った食物繊維を硫化水素産生菌といった悪玉菌がエサとして取り込み、さかんに臭いガスを放出するのです。

 

こうした有害ガスは血流に乗って体中をめぐるため、ニキビや吹き出物といった肌荒れの一因にも。善かれと思って摂っている食物繊維が、逆に臭いガスの原因になり、美容の大敵にもなっているとしたら、とてもがっかりしてしまいますね。

おならが臭い時のガス対策法

いったん悪玉菌が増えてしまった腸内環境を善玉菌優勢にもっていくためには、食物繊維をドカ食いするのは良策とは言えません。まずは善玉菌がもっとも利用しやすいオリゴ糖から取り入れ、善玉菌を増やすことに注力しましょう。

 

またビフィズス菌はガスを産出しない善玉菌なので、サプリやタブレットなどで外から取り入れる方法もおすすめです。

 

善玉菌が増えてくると、だんだんとおならが臭くなくなってきます。また、善玉菌が産出する生成物によってウンチも柔らかくなってきます。ウンチが柔らかくなると、排便のときにスルッと出やすくなるので、便秘の改善にも有効です。

 

こうなってきたら、あとは食物繊維を多めにとる食生活を心がけ、もう二度と腸内を悪玉菌に占拠されることのないように気をつけていきましょう。



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