
鯖缶の効能がスゴイ!老化予防・ダイエット、高血圧にも!
- 最近話題の「鯖缶」(水煮缶)。
スーパーでも売り切れが続き、再入荷されると店頭に積まれていたりします。
『なんか体にいいらしい』
というわけで、何が体にいいのかまとめてみました!
生の鯖と鯖缶の栄養の違い |
結論からいうと、鯖缶の方が生の鯖より栄養価が高いです!
缶詰は蓋を閉じ、密閉してから加熱します。そのため鯖の水溶性栄養分や、魚の油に多量に含まれるEPA、DHAが缶の中に閉じ込められています。また骨や皮や血合い(骨の周りの赤黒い部分。血合いには、鉄、ビタミンA・D・B6、グリコーゲン、アンセリンなどの栄養素が豊富に含まれています。)などがやわらかくなり食べられることも栄養価が高くなる理由です。
実際に生と缶詰との栄養価を比較してみると・・・
(可食部100g中) | 生鯖 | 鯖缶 |
DHA | 970mg | 1300mg |
EPA | 690mg | 930mg |
ビタミンD | 4.3μg | 11μg |
カルシウム | 6mg | 260mg |
このように、すべての大事な栄養素が生より缶詰の方が高いことがわかります。
ただし重要なのは鯖缶に含まれる水分(煮汁)も捨てることなく食べることが重要です。
鯖缶の効能★強い骨をつくる★ |
鯖缶にカルシウムが多く含まれるのは、柔らかく煮てあることで鯖の骨ごと食べられるからです。年をとり、骨に必要なカルシウムが不足すると骨粗しょう症などになりやすく、ちょっとしたことで骨折してしまったり、腰や背骨が曲がってきてしまう。常にカルシウムを補充し、骨を健康に保つことは老化を防ぐ大事な要素になります。また、ただカルシウムが多く含まれるだけでなく、鯖缶にはカルシウムの吸収を高めるビタミンDも多く含まれています。そのため非常に効率よくカルシウムを取り込むことができるのです!
鯖缶の効能★脳を活性化させる★ |
鯖缶に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は脳を活性化し、働きを正常に保つ働きをするので、記憶力の維持と向上、認知症予防に役立ちます。実際魚をよく食べる人は食べない人より認知症のリスクが役1/3とも言われています。
鯖缶の効能★内臓脂肪を減らす・血圧を下げる・痩せる★ |
内臓脂肪が増えると血液中に分泌される中性脂肪が増えて善玉と呼ばれるHDLコレステロールが減少、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが増加していきます。さきほどのDHAには悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果があります。悪玉コレストロールが増えると血管の通り道が狭くなり、血栓ができやすくなったりします。悪玉コレストロールを減らすことで、内臓脂肪を減らすことにつながります。
EPA(エイコサペンタエン酸)には血液をサラサラにする効果があります。血液がサラサラになると血圧も上がるので高血圧を予防するという相乗効果が期待できます。また年齢とともに弾力を失っていく血管の老化を予防する効果もあります。
そしてDHAやEPAを摂取することで、小腸からやせホルモンとよばれる「GLP-1」の分泌が促進されます。これは、脳の食欲中枢に「満腹」というシグナルを出すため、食欲がストップして食べすぎを防ぐことができ、体重を減らす効果や糖尿病の改善などにも効果があると言われています。
このようにいいことずくめの鯖缶ですが、続けることが大事です!
しかし、同じ物ばかりたべていては飽きてしまうのも事実。
おいしく食べて効果を出していきましょう。
鯖缶レシピ本やネットでしらべるといろいろな料理が検索できます。
自分なりのアレンジを加えて、楽しく健康な「鯖缶ライフ」を送ってみませんか?
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